正しく分別を行わないためにゴミ収集車の火災が相次いでいます。
携帯電話にも使われるリチウムイオンバッテリーを、ゴミ収集車の作業板が挟んだ実験映像を見ると…潰されて10分程たった瞬間、音をたててすごい勢いで飛び跳ねました。
NITE・製品評価技術基盤機構の調査では、名古屋市ではこの5年余りでゴミ収集車の火災が150件も発生。
カセットボンベやスプレー缶が原因の火災は58件、リチウムイオンバッテリーが原因の火災も16件あったということです。
ゴミ収集車は1台およそ1千万円もしますが、関西でも5年間で、大阪市で33件、神戸市で32件の火災が発生しています。
NITEは、自治体の分別方法に従って、正しく廃棄するよう呼び掛けていますが、街の人は…。
女性:
「決まったように従ってるつもりです。電池は区役所とか図書館に入れ物がありますので、そこに持っていって捨ててますわ」
男性:
「ちゃんとやってますよ、ガスボンベとかも。(Q.捨てた人は火災の責任問われる?)問われないでしょ。(分別を)わからない人はわからないから」
ゴミの分別ルールを守らないことが原因で、ゴミ収集車が火災になったら、罪に問われるのでしょうか?菊地幸夫弁護士に伺います。
菊地弁護士:
「誰が捨てた、ということがもしわかったら、廃棄物処理法、ゴミはむやみに捨ててはいけませんという結構重い法律で、5年までの懲役とか1000万円以下の罰金というのもありますが、これの違反に問われる可能性もあります。ちゃんと分別してください。
もし誰が捨てたゴミで収集車が火災になったとわかった場合、『弁償してください』ということにもなりかねませんので、ご注意ください」
(関西テレビ10月30日放送『報道ランナー』内「そこが聞きたい!菊地の法律ジャッジより)
Source : 国内 – Yahoo!ニュース
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