文・米田悠一郎 写真・相場郁朗
秋田県内陸部にある小さな駅。雪の中を進む列車を降りると、ホームでは大きな木彫りが存在感を放っていた。集団で狩猟をする「マタギ」。そのふるさとを歩いた。
雪が辺り一面を覆う。山と川に囲まれた駅に列車が来るのは1日に10数本。列車を待つ間、聞こえるのは川の静かなせせらぎの音だけだ。
秋田県を縦に貫く秋田内陸縦貫鉄道(秋田内陸線)の阿仁(あに)マタギ駅(同県北秋田市)では、編み笠をかぶり、銃を持つ木彫りの像が迎えてくれた。一瞬たじろぐ置物は、山々とともに暮らす人々が生んだ伝統に由来する。
駅から送迎バスで3分ほどのところにあるマタギ資料館を訪ねた。
記事後半では、地元で人気のグルメスポット紹介や会員登録すると応募できるプレゼントもあります。1月22日(日)締め切り
ツキノワグマの剝製(はくせ…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
Leave a Comment