昨年末に日本から逃亡した日産自動車の前会長カルロス・ゴーン被告(65)=会社法違反(特別背任)罪などで起訴=が8日、レバノンの首都ベイルートで記者会見した。自らの起訴内容を否認し、東京地検特捜部の捜査や東京拘置所の待遇を強く批判した。ただ逃亡の方法については「それを話すための会見ではない」として明かさなかった。
レバノン入国後、ゴーン前会長が公の場に姿を現したのはこれが初めて。
約2時間半の会見で、前会長は冒頭から1時間以上、自説を展開した。日本で起訴されている特別背任の罪などについて、「私にかけられた嫌疑に根拠はない」と無実を主張。事件は、日産と検察の共謀によるものだと批判した。その上で自らを排除したとして、日産の西川広人前社長や元副社長、元監査役、さらに経済産業省出身の社外取締役、司法取引に応じた外国人執行役員の実名を挙げて批判した。一方で日本政府関係者の名前は「話さない」と述べた。
また前会長は、検察による捜査…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル