会社法違反(特別背任)などで起訴された日産の前会長カルロス・ゴーン被告(65)の弁護団の弘中惇一郎弁護士(74)河津博史弁護士、小佐々奨弁護士が11日、都内の日本外国特派員協会で会見を開いた。弘中弁護士は質疑応答の中でゴーン被告の近況を聞かれた際、同被告が自宅から出た際、付きまとうオートバイがあり困っていると明らかにした。
弘中弁護士は「付きまとうバイクがある。自宅から追跡してくる。対策を考慮中」と語った。司会から、尽きまといを行っているのかは誰かと聞かれると、同弁護士は「直接、誰がさせているかは分かるが、その背後で誰がやっているかは分からない」とした。報道機関やメディアか? と聞かれると「メディアではないと思っています」とした上で「けん制を感じるというか、精神的に不愉快」と答えた。
ゴーン被告の近況については「非常に厳しい保釈条件に対し、それなりに元気に裁判に向かって取り組んでいる」と説明。保釈条件の中には、妻キャロルさんとは裁判所の許可がないと会えないというものもあり、「裁判所の許可がない限り会えない。今のところ、裁判所は許可を出していません」と、妻とは会っていないと説明した。
また「近況としては、それほど変化はない。ほぼ毎日、私の事務所に来て、許される限り、パソコンを使ったり裁判記録を読んでいる。ごくたまに娘さんと京都旅行したこともある」と、ゴーン被告が娘と京都旅行したことも明かした。【村上幸将】
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Source : 国内 – Yahoo!ニュース
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