サガン鳥栖運営会社が元社長を提訴 「会社の資金を流用」などと主張

大村久

 サッカーJ1サガン鳥栖の運営会社「サガン・ドリームス」(佐賀県鳥栖市)が元社長の竹原稔氏(62)を相手取り、約8200万円の賠償を求める裁判を佐賀地裁に起こした。会社の資金を私的に流用したなどと訴えている。

 竹原氏は2011~21年にサガン・ドリームスの社長を務め、今季からJ3・FC琉球(沖縄)の強化部スポーツダイレクターに就任している。FC琉球の担当者は事実関係を調査中とし、「個人的なことなのでクラブからのコメントは差し控える」としている。

 原告は訴状で、竹原氏は自身のパワハラ行為が原因で契約を解除した3人に対する解決金計約6070万円について、取締役会の承認を得ないまま、18~22年に同社から支払ったと主張している。

 また17~19年には、息子が当時社長を務めていたバスケットボールB2リーグ「佐賀バルーナーズ」のクラブアンバサダー(大使)に米国プロバスケットボールの元選手を招聘(しょうへい)する費用に使うなど、計約2370万円を私的に流用したと訴えている。約200万円は弁済されているという。

 第1回口頭弁論は4月25日に開かれる予定。(大村久)

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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