シカ猟が生み出した、貴重な返礼品「稼ぎにつながる仕組みを」

 北海道池田町の猟師、長谷(はせ)耕平(37)に憧れて、後を追う若者たちがいる。

 頓所(とんどころ)幹成(25)は、長谷のことを「師匠だと思っている」と言う。

 長野県出身。学生時代に長谷の講演を聞き、生き様にひかれた。2020年に池田町地域おこし協力隊に採用され、エゾシカなど野生鳥獣の被害防止に奔走する。地元猟友会の会員でもある。

 エゾシカを撃つときは、首から上を狙う。内臓に弾が当たると、汚物があふれて雑菌がつき、食肉にできなくなるためだ。仕留めたエゾシカは池田町の解体加工施設へ運ぶ。

 地域おこし協力隊はこの春に任期が終わる。「猟の腕を上げ、エゾシカ肉の販路拡大やエゾシカ革のブランド化に努めたい」。頓所はその後も池田町に残るつもりだ。

 頓所や長谷らがエゾシカを運ぶ町営解体加工施設の設置に尽力したのが池田町議の三坂一茂(65)だ。

撃ったシカ「有効活用する」

 「つくるのに10年もかかっ…

Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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