中国への返還期限が今年末に迫っていた上野動物園(東京都台東区)のジャイアントパンダ・シャンシャン(メス3歳)について、同園での滞在が来年5月まで延びることが都関係者への取材でわかった。所有権を持つ中国と東京都と協議していたが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で渡航の調整が進まず、越年することになったとみられる。
シャンシャンは2017年6月、ジャイアントパンダのリーリー(オス15歳)とシンシン(メス15歳)の赤ちゃんとして、同園で5年ぶりに誕生した。17年12月に一般公開され、愛くるしい姿を一目見ようと、数時間待ちの行列ができた。昨年の誕生日には、記念のイベントやグッズ販売に多くのファンが集い、観覧は最大3時間待ちとなった。
当初、2歳になる19年6月に中国へ渡る予定だったが、都が中国側に要請し、今年末まで1年半の延長が認められていた。(長野佑介、軽部理人)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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