福岡市は8日、JAくるめ(本店・福岡県久留米市)が出荷したシュンギクから、基準値の180倍の農薬が検出されたと発表した。健康被害の恐れがあるとして、卸売会社などが回収を進めている。
対象のシュンギクは久留米市内の農家が栽培し、外装に「筑紫次郎の贈りもの」と記載されている。7日からの2日間で福岡市内のイトシマヤ(東区)、あかね(城南区)、ヒラノ(博多区)、松永青果(南区)、ファミリーマート6店舗(いずれも東区)の計10店舗で計113束が販売された。
福岡市やJAくるめによると、シュンギクからは殺虫剤として使われるイソキサチオンが、基準の0・05ppmに対して9ppm検出された。タマネギ畑で散布した農薬の余りを、ビニールハウス内で栽培するシュンギクにも誤って使用したことが原因とみている。
これまでに健康被害は出ていないが、市は吐き気やけいれんなどを起こす恐れがあるとして、絶対に食べないよう呼びかけている。(神野勇人)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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