ジェフ・ベックは照れながらカラオケを歌った ウドー元社長語る伝説

 ロック界を代表する英国のギタリスト、ジェフ・ベックさん(78)が10日に亡くなった。ベックさんの来日公演のツアー・マネジャーを長年務めたウドー音楽事務所元社長、高橋辰雄さん(70)が、その知られざる素顔を語った。

 高橋さんは報道で死去を知った。「2020年の来日コンサートがコロナ禍でキャンセルとなり、23年はやろうと話し合っていたので驚きました」

 最後の来日公演は17年。高橋さんは大阪公演を終えたベックさん、バンドのメンバーと打ち上げで一緒にカラオケへ行った。

来日公演で見せたジェフ・ベックの意外な素顔

数々の名演奏で伝説となったギタリストの意外な素顔を来日公演をしきったウドー元社長が語り尽くします。

 「ジェフがカラオケに行ったのは、僕が知る限りこの一回だけ。バンドのメンバーが行きたがり、ジェフは最初嫌がったけど、一緒に来てくれた。照れながら一曲だけイギリスのカントリーソングを歌いました」

 その後に空港に見送りに行き、「次はどんなコンセプトのコンサートをやろうか」と尋ねると、ベックさんは「先のことはわからないよ。また会おう」と言った。これが最後の会話になったという。

 1974年に同社に入った高…

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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