新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、東京都三鷹市の「三鷹の森ジブリ美術館」は希望者にチケットの払い戻しを始めた。1月末から、再予約なしで後日に入館できる「振り替え」で対応してきたが、終息の見通しが立たないとして、振り替えを中止し、払い戻しに切り替えた。
美術館は日時指定の予約制で、払い戻しの対象者は1月22日~2月29日入場分のチケットを事前予約したが、来館できないか、自粛した人。振り替えでは、この間のチケットを持つ人が希望した場合、再予約なしで6月末までの同じ時間帯に入館できるようにしていた。しかし、その後も感染は広がり、「振り替え入館での対応は現実的ではない」と判断したという。
国内のローソンで購入した人は、3月15日まで購入店舗で払い戻しできる。
ジブリの世界観が楽しめる美術館には、台湾や米国など海外からも含めて、年間65万人以上が訪れる。営業は継続中。問い合わせは休館日を除く午前9時~午後6時に「ごあんないダイヤル」(0570・055777)へ。(河井健)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル