横浜市は6日、市内に住む70代の無職男性が新型コロナウイルスに感染していたことが判明したと発表した。男性は症状が現れた後もスポーツジムを5回利用し、同じ日にジムを利用した人は実人数で1406人になるという。
男性は2月16~23日に妻ら3人とエジプトへ旅行後、同25日に37度5分以上の熱が出始めた。症状が悪化したため、今月3日に市内の医療機関を受診。4日に別の医療機関で肺炎と確認されて入院し、5日に陽性と判明した。
市によると、男性は発熱後も、2月26日に友人2人と市内のスナックを訪れ、飲食しながらカラオケをしたほか、2月25日~3月1日に5回、商業施設「トレッサ横浜」(同市港北区)内のスポーツジム「セントラルウェルネスクラブトレッサ(大倉山)」を利用。自転車型トレーニングマシンや風呂を利用したという。
市は、男性の妻や友人、スナック従業員に加え、同じ日にスポーツジムを利用した人を濃厚接触者として経過観察する。判明したジムの利用者には手紙で伝える。ジムは感染拡大を受け、男性が陽性と判明する前から休業していたという。(木下こゆる)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル