ジャニーズ、新会社設立へ 現事務所は「SMILE-UP.」に

 故ジャニー喜多川氏の性加害問題を巡り、ジャニーズ事務所は2日、東京都内で記者会見を開き、タレントのマネジメントなどを行う新会社を設立すると発表した。また、現事務所は「SMILE-UP.」と名を変え、被害者への補償を担うことになるという。

 ジャニーズ事務所の社名をめぐっては、先月7日に開かれた会見で東山紀之新社長が「ジャニーズというのは、創業者の名前であり、初代グループの名前でもあるが、タレントが培ってきたエネルギー、プライドだと思っています」などと語り、当面継続の方針を示した。しかし加害者であるジャニー喜多川氏に由来していることから、その姿勢に批判が相次いでいた。

ジャニーズ事務所の歩みと性加害問題

1962年 故ジャニー喜多川氏がコーチをしていた少年野球チーム「ジャニーズ」のメンバーで結成した同名のグループを売り出すため、事務所を創業

65年ごろ 元所属先の芸能学校側がジャニー氏側を相手取り提訴。訴訟で性加害は認定されず

72年 郷ひろみがデビュー

75年 事務所が法人化

80年代 少年隊シブがき隊、光GENJIなどが次々とデビュー

88年 元フォーリーブスの北公次氏(故人)がジャニー氏の性加害の告発本を出版

91年 SMAPがデビュー

99年 嵐がデビュー/週刊文春がジャニー氏の性加害疑惑などのキャンペーン報道を始める

2003年 事務所側が文春記事を名誉毀損だと訴えた訴訟で、東京高裁が記事を「真実」と認める

04年 東京高裁判決が最高裁で確定

16年 SMAPが解散を表明。のちにメンバーの一部が事務所を退所

18年 King & Princeがデビュー

19年 嵐が翌20年末をもって活動休止と発表/ジャニー氏が死去(享年87)

21年 ジャニー氏の姉で事務所の経営面を担ったメリー喜多川氏が死去(享年93)

22年 事務所副社長だった滝沢秀明氏が退任

23年 英BBCが3月にジャニー氏の性加害問題を報道/事務所が9月に性加害を認め謝罪

Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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