ジャニーズ性加害問題、揺れるファンの視線 考えたくない…でも

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堀越理菜 照井琢見 滝沢文那

 ジャニーズ事務所の性加害問題に対する批判の声がやまない。8月には国連機関も「深く憂慮すべき疑惑」と声明を出すなど、国際問題にまで発展。そんな中、ファンの思いは――。

「どれだけ多くの人が救われたか」

 「(性加害問題は)事実なら世界レベルの悪いこと。でも、ジャニーズからもらってきた幸せは大きすぎる」。埼玉県の会社員女性(27)は問題を認識しつつ、これからも変わらずにタレントを応援したいと話す。

 小学5年の頃に、ジャニーズJr.にのめり込み、中学時代にコンサートに足を運ぶようになった。高校1年の時、Jr.が出演するNHKの番組「ザ少年倶楽部」で、しゃかりきに踊る子に目を奪われ、応援してきた。昨年デビューした7人組のTravis Japanのメンバーだ。

 「楽しい思い出は数え切れない」。念願のデビューツアーで彼らのパフォーマンスを見て、幸せな気持ちになれた。でも「私は彼らにお返しできていない」気持ちになり、グループが野菜ジュースのCMに出演すれば、「恩返しのつもり」で箱買いをするようになった。

 ジャニー喜多川氏の性加害の…

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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