家庭用磁気商品のオーナー(販売預託)商法を全国で展開したジャパンライフ(東京、破産手続き中)をめぐる詐欺事件で、逮捕された元会長の山口隆祥(たかよし)容疑者(78)と次女で元社長の山口ひろみ容疑者(48)が経営破綻(はたん)の直前、銀行の個人口座から計約8千万円を引き出していたことが22日、捜査関係者への取材でわかった。個人的な投資に当てた疑いがあるという。
また同社関係者は、取材に「一定以上の幹部らが破綻直前にジャパンライフへの投資契約を解除し、元本保証を受けた。顧客に健全経営を強調して勧誘を続けていたのに、自分たちだけはお金を持ち逃げした」と証言。警視庁などの合同捜査本部は、隆祥容疑者らが資産隠しをしたとみて調べている。
同社は2017年12月末に約2千億円の負債を抱えて破綻し、18年3月に東京地裁が破産開始を決めた。捜査関係者によると、隆祥容疑者は17年12月、個人口座から約6千万円を引き出し、ひろみ容疑者は約1800万円を下ろしたという。
被害弁護団によると、管財人が…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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