ジョン・レノンとオノ・ヨーコの出会いから別れまでの軌跡をたどる展覧会「DOUBLE FANTASY ― John & Yoko」が、10月9日~12月27日に東京都港区のソニーミュージック六本木ミュージアムで開催されることが決まった。ジョンのギターや「Imagine」などの楽曲の手書き歌詞をはじめ、未公開の遺品や私物を含めた約120点が展示される。
この展覧会は、2018~19年にかけてジョンの故郷の英・リバプールで開催されて大盛況となり、会期が当初の予定より7カ月延長された。ジョンの生誕80年、没後40年の節目となる今年、ソニー・ミュージックエンタテインメント、ソニー・ミュージックレーベルズの主催で、東京での開催が決まった。
展覧会では、2人の出会いのきっかけとなったヨーコの作品「天井の絵/イエス(YES)・ペインティング」も展示される。1966年、ジョンがヨーコの個展を訪れた際、はしごを登り、天井を虫眼鏡でのぞくと小さく「YES」と書かれているこの作品に触れ、その肯定的なメッセージに感銘を受けたというエピソードが残る。同展では、その出会いの場所となったロンドンの画廊インディカ・ギャラリーを再現する。
手書き歌詞では、「Imagine」のほか、「In My Life」「Give Peace a Chance」「Power To The People」「Happy Xmas (War is Over)」「Woman」などが展示される。
このほか、世界平和のためのパフォーマンス「ベッド・イン」で使ったアイテムや、その際にジョンがイラストを描いたギター、アルバム「ダブル・ファンタジー」で使用したギターも公開される。また、ジョンが少年時代に書いた水彩画やノート、イラスト満載の手作り本なども展示される予定だ。
チケット料金などの詳細は、追ってオフィシャルサイトやSNSなどで発表される。(定塚遼)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル