スケート小平奈緒、出身地の台風被災に寄り添い情報発信

 スピードスケート女子の五輪金メダリストで長野県出身の小平奈緒選手(33)が、台風19号で大きな被害を受けた故郷の状況や生活情報を、自らのツイッターで積極的に発信している。

 「りんごなどの果物農家が多く、収穫の時期でもあったため心が痛いです。被害に遭われた皆さん、一緒に乗り越えていきましょう」

 未明に千曲川の堤防が決壊した13日、小平選手はこうつぶやいた。練習拠点である長野市のエムウェーブは、決壊現場から6キロほど。14日には「心は常に寄り添っていますが、情報を発信することが私の役目だと思っています」とつづった。

 「温泉街が孤立している」「避難所に赤ちゃんのオムツが足りない」といった被災地からの切実な声のほか、ライフラインやボランティアの情報、避難所でできる体操など、被災者らから情報のシェアを募り、リツイート(転載)を続けている。これらを含めたつぶやき数は13日から16日までで100近くに上った。

 「私は使命感に燃えているので、生活や練習も、大好きな信州に働きかけることも、自分の想いに従ってやっています。沢山やることがありますが、ひとつひとつやっていきましょうね」(津田六平)


Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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