5月13日夜、新宿区役所(東京都新宿区)の敷地内で臨時に開設されたカフェ「Tsubomi Cafe」には、11人の少女らが身を寄せていた。家族の暴力から逃げてきたり、避難したものの生活費がなくなったり、理由は様々だ。お弁当を食べたり、スマホを充電したりして、思い思いの時間を過ごした。
カフェは、10代女性を支援する一般社団法人「Colabo」が運営。毎週水曜夜、新宿と渋谷を拠点に、少女らに食事や宿泊先などを無料で提供している。
飲食店で働く10代の少女は、新型コロナウイルスによる外出自粛要請の影響で、客足が途絶えたため、給料がほとんど支払われずに生活費がなくなり、知人宅やインターネットカフェを渡り歩いていたという。
代表の仁藤夢乃さん(30)は「ステイホームと言うが、家にいられない子たちがいる。性被害の相談も増えている」と話す。
「Colabo」は年間約50…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル