日本人旅行者の男(30)が、児童ポルノのビデオや画像を持ち込もうとした疑いでオーストラリアで逮捕された。西部のパース空港に着いた際、スマートフォンの中に計500本以上のビデオや画像を保存していたという。豪国境警備隊が4日、発表した。
発表によると、男は東京からの便で2日夜に到着。国境警備隊検査官の荷物検査の際に、スマホから200本以上の児童ポルノのビデオや画像がみつかり、関税法違反(輸出入禁止物品の持ち込み)容疑で逮捕された。その後の捜査で、スマホの別のアプリの中に、さらに300本以上のビデオが見つかった。
豪州では児童ポルノの輸出入で有罪になると、最長で10年の禁錮刑、52万5千豪ドル(約3900万円)の罰金が科せられる。国境警備隊幹部は「子どもたちを性的虐待から守ることは、国境警備隊の優先事項のひとつ。検査官には外国人旅行者のスマホなどを調べる権限がある」と警告している。(シドニー=小暮哲夫)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル