大阪府警は14日、スマートフォンの液晶技術に関する機密情報を中国の企業に漏らしたとして、大手化学メーカー積水化学工業(大阪市北区)の男性元社員(45)=懲戒解雇、同市淀川区=を不正競争防止法違反の疑いで13日に書類送検したと発表した。SNSで同社の技術者だと自己紹介していた男性に中国側から連絡があり、中国に数回招かれた後、情報交換を持ちかけられていたという。
外事課によると、男性が漏らしたとされるのは、スマホのタッチパネルなどに使われる「導電性微粒子」の製造工程に関する情報。送検容疑は2018年8月~19年1月、当時勤務していた積水化学工業のサーバーから、営業秘密にあたるこれらの情報を不正に入手し、私用のフリーメールで2回、中国企業の担当者に送ったというもの。容疑を認めているという。
男性はビジネス用SNS「LinkedIn(リンクトイン)」に氏名や社名を公開し、導電性微粒子の研究に携わると書き込んでいた。相手側は技術指導の依頼をかたって男性に接触し、訪中費用を負担していたとみられる。
男性は相手から持ちかけられた…
2種類
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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