スーツケースから成人男性の遺体 釣りや散歩の人たち目立つ多摩川で

 神奈川県警は30日、川崎市川崎区殿町付近の多摩川で、釣り人が見つけたスーツケースから成人男性の遺体を確認した、と発表した。県警は司法解剖して死因などを調べる。

 捜査1課によると、29日午後10時10分ごろ、釣り人から「大きめのスーツケースがある」と110番通報があった。30日午前9時45分ごろ、捜査員が中を確認し、遺体を見つけたという。スーツケースはキャスター付きの大きめのサイズ。多摩川の泥が堆積(たいせき)した部分にあったといい、上流から流れてきた可能性もあるとみて捜査している。

 発見場所は、京急大師線の大師橋駅から約1キロ離れた多摩川内。川沿いでは釣りやジョギング、犬の散歩をする人が目立つ。

 29日にも釣りに来ていたという東京都世田谷区の30代男性は「昨日は約1キロの間に50メートル間隔で釣り人がいた。普段釣りをしている場所で事件が起きるなんて怖い」。近くにいたホームレスの男性は「昨日か一昨日に、警察官がたくさん来ていた。何かあったんだろうと思っていた」と話した。(原晟也、手代木慶)

Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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