セブン―イレブンのスマートフォン決済「7pay(セブンペイ)」の不正アクセス問題で、セブン&アイ・ホールディングス(HD)が、グループのネット通販の共通ID「7(セブン)iD」のパスワード(PW)を一斉にリセットし、混乱が広がっている。ネット上では、セブンペイでチャージ(入金)済みのはずの金額が突然ゼロになった、などの声が上がっている。セブンHDは、誤った操作が原因で「システムの不具合ではない」とするが、7iDの利用者は約1650万人に上り、混乱が続く可能性がある。
セブンHDは30日、セブンペイの不正アクセス対策のため、7iDのPWを一斉にリセットした。メールや店頭で周知したが、突然従来のPWでネット通販が使えなくなった。セブンHDの相談窓口には一部の利用者から、PWの再設定後、セブンペイのチャージやクーポンが消えたとの声が寄せられた。
セブンHDは「残高が消えているわけではなく、システムの不具合ではない」(広報)という。PWの再設定ではなく、新たにIDを登録したケースや、複数のIDを持つ利用者が、チャージがない方のPWを再設定し、チャージがある方の残高がゼロになったと誤認した可能性があるという。セブンHDは「個別に対応することで解消できる事象だと認識している」という。7iDについての問い合わせは、セブン&アイ緊急カスタマーセンター(0120・204・014、24時間・365日対応)。
セブンペイは新規登録やチャー…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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