今月1日に始まったセブン-イレブンのスマートフォン決済サービス「7pay(セブンペイ)」の不正使用事件で、警視庁新宿署に詐欺未遂容疑で逮捕された中国籍の張升(ジャンション)容疑者(22)=住所、職業不詳=が「7、8人の名義のIDとパスワードを使った」と供述していることが5日、同署への取材で分かった。
同署によると、張容疑者とワン・ユンフェイ容疑者(25)=同=が、東京都新宿区歌舞伎町のセブン店舗で、逮捕容疑となった電子たばこカートリッジ40カートン(計20万円)を含め、146カートン(計73万円)を不正決済していたことも判明。運転手役だったワン容疑者の車からは19カートンが見つかっており、別店舗で詐取した可能性があるという。
張容疑者は、中国の無料通信アプリ「微信(ウィーチャット)」で「銀座にいる人いますか? 買い物すれば報酬がもらえます」との書き込みを閲覧。書き込んだ中国人とみられる指示役とアプリ上でつながりを持ったところ、電子たばこ購入の指示を受けた。ワン容疑者は別の人物から指示役を紹介されたという。
逮捕された2人に面識はなく、犯行直前に合流。報酬は張容疑者が1カートン当たり300円、ワン容疑者が日当1万5千円を受け取る予定だった。警視庁は、国際的な犯罪組織が関与したとみて捜査を進める。
2人の逮捕容疑は歌舞伎町のセブン店舗で3日、都内の40代男性のセブンペイを不正に使い、カートリッジ40カートンを購入しようとしたとしている。同署は5日、2人を送検した。
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Source : 国内 – Yahoo!ニュース