車いすのまま乗れるはずのユニバーサルデザイン(UD)タクシーで相次ぐ乗車拒否。障害者団体が10月末に実施した調査でも、乗車を拒まれた例が多くあった。実態を確かめようと、障害者向けの自立支援センター代表を務める岡本直樹さん(36)の調査に同行した。
岡本さんがまず調べたのは、街中を走っている「流し」のタクシーだ。水曜日の10月30日、職場最寄りの京王線府中駅(東京都府中市)に近い車通りの多い幹線道路で、UDタクシーを探すことにした。
岡本さんは、筋肉の力が衰える難病「筋ジストロフィー」を患い、手元のスティックで操作できる電動車いすを使っている。手を挙げてタクシーを止めることが難しいため、「UDタクシー乗ります」と書かれたプラカードを抱え、午前9時半から車を待った。
平均すると1~2分に1台ほど…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル