タワマンで漬物 発酵食を世界に発信 その陰で進んだ病

会社員 小林一匡さん

 料理研究家の妻の舘野真知子(今年5月他界、享年48)はこの数年、日本の食文化や日本の風土に適した食材のすばらしさを伝えることに力を注いできたと思います。

 レストラン「六本木農園」の初代シェフに就任したことで全国の生産者たちとつながることができ、そこで出会った発酵食に関心を寄せて学び始め、甘酒などを使ったレシピ本の仕事も頼まれるようになりました。

 15年のミラノ万博では、イタリアでちらしずしやおむすびを教えるワークショップを開催。その仕事を通して初めて外国人の親友ができ、料理が、自分の世界を広げる「手段」になることを実感していました。

 当時、僕らはJR川崎駅前に…

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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