札幌・大通り公園の観光名所、さっぽろテレビ塔に「タワー兄弟」がいるのをご存じだろうか――。東京タワー、名古屋テレビ塔、通天閣、別府タワー、博多ポートタワー。すべて構造設計の権威で、「耐震構造の父」とも呼ばれた内藤多仲(たちゅう)氏が設計した。どのタワーも完成から半世紀が過ぎており、老朽化や耐震化という悩みを抱えている。「四男」のさっぽろテレビ塔も例外ではない。
建築基準は大地震が起きる度に法改正されて厳格化が進んできた。ただ、建築時の基準を満たしていれば、基準に合わなくなった「既存不適格」の建物でも、一部を除いて改修の義務はない。
「法的には問題はないものの、安全性の確保の観点から対応が必要だ」
3月12日、札幌市議会予算…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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