高知市の桂浜水族館が、口先がとがった細長い魚「ダツ」をモチーフにしたダーツを高知県を示す地図上に投げ、刺さった市町村在住者の入館料を半額にするキャンペーンを始めた。新型コロナウイルス禍のため県内の移動や観光を応援しようと始めた取り組みで、感染が収束するまで続けるという。
キャンペーンで8月の対象になったのは大豊町、土佐市、四万十市。毎月ダーツを実施し、対象市町村の住民は1カ月間入館料が半額になる。同館の前田将吾さん(32)は「外出を控えている人もいると思うが、気分転換に県内旅行を楽しんでもらえれば」と話す。
同館ではキャンペーンに合わせ、初めて「ダツ」の飼育も始めた。ダツはストレスに弱いため飼育が難しい。他の魚と同じ水槽に入れないなど工夫し、現在は県内で捕獲した4匹を飼育している。(加藤秀彬)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル