巨大なダムのコンクリート堰堤(えんてい)内の小さなスペースで、コーヒー豆を時間をかけて貯蔵する取り組みが、北海道十勝地方の札内川ダム(中札内村)で始まっている。地元のコーヒー専門店4店が参加し、まろやかで深みのあるコーヒーに熟成させようというのだ。
日高山脈襟裳国定公園内にある札内川ダムは、川の水をせき止めているコンクリート堰堤が長さ300メートル、高さ114メートル。堤のてっぺんからエレベーターで46・5メートル降りたところに、コーヒー豆を貯蔵している場所がある。堰堤内の各所に通じる点検用の「監査廊(かんさろう)」と呼ばれる通路の一角。27畳ほどのコンクリートに囲まれた「部屋」だ。中には見学者向けのダムを紹介するパネルなどが飾ってある。
空調はないが、ひんやりとし…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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