張春穎
東京都江戸川区は30日、業務効率化のため、生成AI「ChatGPT(チャットGPT)」の利用を7月10日に全庁で始めると発表した。区によると、23区で初めてという。
活用方法は、会議録などの文章の要約や情報の整理、アイデア提示など庁内事務の補助を想定する。
昨年11月から活用に向けた検討を開始。懸念がある情報漏洩(ろうえい)などを防ぐ方法として「個人情報や機密情報の取り扱い禁止」「必ず職員が確認・修正する」などのルールを作成。7月5日に職員研修会を開く予定で、活用方法や利用時の注意事項などを共有するという。
区によると、活用するシステムは、誤って個人情報が入力されると警告が出るなどの対策がある。担当者は「安全に利用できる」と説明する。
区DX推進課の渡辺良光課長は「職員研修やセキュリティー対策をしっかり講じたうえで、AIを上手に業務に取り込み、補助的なツールとして活用したい。業務効率化を進め、削減された時間を区民サービスの向上に生かしたい」と話す。(張春穎)
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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