伊藤繭莉
千葉市若葉区の田中邦宏さん(82)方の庭で、チューリップの花が枯れた後、葉の先端から赤い花びらが出てきた。
田中さんは夫婦でガーデニングが趣味で、庭には100株以上のチューリップが並ぶ。50年間近く毎年チューリップを育てているが、葉から花びらが出てきたのは初めてだという。「最初は花びらが葉にくっついたのかと思ったが、葉から出ていたので驚いた」
千葉県農林総合研究センター花植木研究室によると、花びらは葉から変化したもので、花びらになる遺伝子のスイッチが入ると、葉から花びらになるという。今回は、気温の急な変化など何らかのストレスで、花びらになる遺伝子のスイッチが誤って入った可能性があるという。(伊藤繭莉)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル