東京スカイツリータウン・ソラマチ内にある「すみだ水族館」は28日、「緊急開催! チンアナゴ顔見せ祭り!」を5月3~5日に実施すると発表した。
体長30センチほどで細長く、丸みがあって愛らしいチンアナゴ。本来は繊細で警戒心が強く、すぐに砂の中に潜ってしまう。しかし、約300匹が一つの水槽で暮らす同館のチンアナゴは、来館者がいることが日常で、人が近づいても潜ることはほとんどなかったという。
ところが新型コロナウイルス感染拡大の影響で、3月1日から当面の間臨時休館に入ると、数日後から“異変”が。人間の存在を忘れ始めてしまったのか、飼育スタッフが通りかかってもすぐに砂に潜って隠れてしまうようになり、健康状態の確認などが困難になってしまった。
今回の企画は、期間中の午前10時半~午後2時に、ビデオ通話アプリ「Facetime」を通じて、自宅にいながらチンアナゴに会えるというもの。同館は「チンアナゴたちが人間の存在を思い出すように、皆さまの顔をお見せください」とPR。初の試みで、姿を見せるようになるかは不明だが、休館中に「チンアナゴは元気か」などの問い合わせも多く、“近況報告”も兼ねている。
同じく休館中の「沖縄美ら海水族館」は、チンアナゴを始め他の魚たちにも目立った変化はないと話す。「マクセル アクアパーク品川」(東京)も、休館の影響は特に見られないが、30日からペンギンパフォーマンスを動画配信する。(竹内 竜也)
報知新聞社
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