大型の肉食恐竜、ティラノサウルスが24日、大阪の都心部に現れた――。といってもフィギュア製造大手の海洋堂(大阪府門真市)が社屋に置いていた巨大な頭の模型。京阪電鉄の門真市駅前に来春オープンするフィギュアの博物館に移すことになり、引っ越しついでお披露目した。25日も大阪市内を中心に出没する。
模型は約20年前、ハリウッド映画にも参加した著名なメイクアップアーティストが海洋堂創業者の宮脇修氏におくったもの。長らく社屋の屋上に飾っていたが、博物館に移して展示することにした。
「単に引っ越ししてはつまらない」と社内で声があがり、トラックに乗せてクリスマスの大阪市街へ繰り出すことに。「コロナ禍で重い街の雰囲気を、少しでも元気にしたい」と担当者。
24日夕、模型を載せたトラックが市中心部の心斎橋や梅田を走ると、通行人らがスマートフォンで撮影していた。25日の出没場所や時間は公表していない。(染田屋竜太)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル