千葉県浦安市は7日、東京ディズニーシーで成人式を開催した。新型コロナウイルス対応の緊急事態宣言下で多くの自治体が式典開催をあきらめるなか、市は感染対策を徹底することで可能と判断。ミッキーやミニーの登場は舞台上だけだったが、ディズニーならではの音楽と一体となった式典で盛り上げた。
浦安市では2002年から毎年、地元の東京ディズニーランドで成人式をしてきた。今年はランド内の施設が改装中のため初めてシーで開いた。当初は1月11日を予定していたが、緊急事態宣言を受けて3月7日に延期。直前に宣言の期間が再び延びたが、開催に踏み切った。
約1500人収容の屋内ステージに例年なら2回に分けて開くのを4回にし、時間も30分から20分に短縮。新成人たちが座る客席にミッキーたちが降りてハグする例年の演出はやめて、舞台から手を振った。
市の集計で約1700人が参加した。大学2年の女性は「都内の友人の多くが式典中止なのでうらやましがられました」。別の大学2年の女性は「感染対策でミッキーとは会えないと思っていたのでよかった」と喜んでいた。(三嶋伸一)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
Leave a Comment