新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、2月末から休園している東京ディズニーリゾート(TDR、千葉県浦安市)で働く人たちが、休業補償の引き上げを求めています。非正規雇用のキャストの場合、休園で一カ月の手取りが5万円にも満たない人もいるといい、「最低限の生活もできない」と訴えています。
TDRを運営するオリエンタルランドに対し、キャストらが加盟する労働組合「なのはなユニオン」などが19日、臨時休園の期間中の休業補償の引き上げを求める要請書を提出した。
拡大する東京ディズニーランドで働く女性組合員(中央)は、オリエンタルランド本社の正門前で要請書を読み上げた=千葉県浦安市
感染拡大を防ぐため、ディズニーランドとディズニーシーは2月29日に休園。再開は「4月上旬」としている。非正規雇用などのキャストは約2万人おり、リハーサルなどで出勤する一部の人以外は自宅待機が続いている。
組合員によると、休園の決定後、会社から賃金についての説明はなく、メールで体温測定などの健康管理を求められた。同社の社内規定では、着替え手当や早朝深夜の手当などを除いた基本時給の6割が休業補償として支給されるという。
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キャストの女性は「時給110…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル