新型コロナウイルスの影響で、2月末から約4カ月の閉園が続いていた東京ディズニーリゾートが、7月1日に再開します。「キャストの『おかえり』に泣きそうになった」「休園中も舞浜の空気が吸いたくて来た」と話すディズニーファンや、「お客さんが増えるのを期待している」と話すタクシー運転手――。再開を前にした6月25日、最寄りのJR舞浜駅周辺で、休園中の様子を知る人や、リゾート再開を待ち望む人たちに話を聞きました。(金澤ひかり) 【音声はこちら】舞浜駅前で聞こえてきたのは…レインコート姿のキャストがお客さんにかける言葉に感動
ボン・ヴォヤージュ再開初日「帰ってきてくれてありがとう」
この日は、リゾート外店舗の「ボン・ヴォヤージュ」が事前予約制での再開を迎えた初日。あいにくの小雨でしたが、午前10時半ごろに駅に降り立つと、11時からの開店を待つ人たち数十人が傘を差して開店を待っていました。 舞浜駅からまっすぐ「ボン・ヴォヤージュ」に向かってくるお客さんに、にこにこと手を振るキャストもレインコート姿でした。キャストの一人は「来ていただいている方々には、ここまでお待たせして申し訳ないという気持ちと『帰ってきてくれてありがとう』という気持ちです」と話し、道順など丁寧に対応をしていました。
15歳、最終日以来の舞浜…「泣きそう」
開店からしばらくすると、買い物を済ませたと思われる人がちらほら駅方面に戻ってきました。 買い物後、後から合流する友人を改札の前で待っていたのは、15歳の高校1年生。閉園前最終日の2月29日にもリゾートを訪れたそうです。「そのときはこんなに長く休みになるとは思っていなくて…」。 現在は都内の高校に通っていて、オンライン授業を受けながら外出自粛期間を過ごしていましたが、「これまでは2週間に1回くらい来ていたのが、まったく来られなくなり、勉強も手につきませんでした」。ディズニー関連の動画を見ながら、なんとかやり過ごしてきたそう。 「ボン・ヴォヤージュ」では、大好きなドナルドダックのグッズなどを購入しました。「キャストさんに『おかえり』って声をかけられて泣きそうになった」と言いながら、マスクの上からでもうれしい気持ちが伝わってきました。
7月1日の再開の日は、入園者が抽選で選ばれるため、来られるかどうかは未定ですが、担任の先生には、「抽選に当たったら学校は休む」と、すでに宣言しているそうです。
Source : 国内 – Yahoo!ニュース