今夏の東京五輪で、初めてサーフィンが正式に競技として採用される。「同じものは二つとない」といわれる波をつかみ、ボードで乗りこなす。ハワイ育ちのこのスポーツに日本で最初に胸躍らせたのは、半世紀以上前の若者たちだった。
日本での始まりは、湘南の海といわれる。
1961(昭和36)年7月、神奈川県藤沢市の鵠沼(くげぬま)海岸。湘南学園高校生だった佐賀亜光(つぐみつ)さん(76)は友人と海に泳ぎに行った。
鵠沼では、「板子乗り」という遊びが知られていた。長さ90センチ、幅35センチほどの板に腹ばいになり、波に乗って岸へ向かう。佐賀さんも幼い頃から親しんだ。
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高校生になって、米国のTV映画やドラマでサーフィンを知った。「立って乗るのか!」と憧れた。
そんな17歳の夏、サーフィン…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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