戸田和敬 能登智彦
2019年参院選をめぐる大規模買収事件の影響で、広島県呉市の統一地方選は乱戦模様となっている。4年前の呉市でトップ当選だった県議と市議の2人が辞職に追い込まれたからだ。宙に浮いた有力議員の地盤と、事件への世論の風向きをにらみ、複雑な選挙戦となりそうだ。
県議当選12回の奥原信也氏(80)は昨年、河井克行元法相側から議員で最高の200万円を受け取っていたことを認め、辞職した。奥原氏はいま、こう語る。
「保守系の議席が続いてほし…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル