国土交通省は、トラック運送業の将来の担い手を確保するため、トラック運送業についての理解促進・魅力発信のための一般向け「パンフレット」、効果的な人材確保・育成のための事業者向け「好事例集」を策定・公表した。
トラック運送業は、経済・国民生活を支える重要な産業だが、近年はドライバー不足が深刻な課題となっている。2019年12月の全職業の有効求人倍率が1.53倍に対してトラックドライバーは3.04倍となっている。
国土交通省では、こうした状況も踏まえ、トラック運送業における将来の担い手の確保に向けて、トラック運送業の効果的な理解促進・魅力発信に向けた方策や、効果的な人材募集・人材定着に向けた方策などについて、基礎調査した。
調査結果を踏まえて今回、中学生・高校生・保護者・高校教員・一般などを対象にトラック運送業の理解促進・魅力発信のためのパンフレットを作成した。物流・トラック運送業の役割や、トラックドライバーの業務内容、キャリアアップのイメージ、安全に配慮した労働環境などを紹介している。
同時に、トラック事業者向けに効果的な人材確保・育成のための好事例集も策定した。採用や人材定着に向けたポイントや、取引改善のためのポイントなどを記載している。
今後、これらのパンフレット・好事例集を教育現場や事業者の採用活動などで活用してもらうため周知していく。
レスポンス レスポンス編集部
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