トンネルでコンクリ剥落、車１台パンク　奈良（産経新聞）

　３０日午前１０時２０分ごろ、奈良県高取町清水谷の国道１６９号の芦原トンネル内で、コンクリート片が散らばっていると通行人から１１０番があった。破片に乗り上げた乗用車１台がパンクしたが、けが人はいなかった。

　奈良県警橿原署などによると、トンネルは全長７７０メートルで、剥落は南行き約４００メートル地点の右車線で発生。壁面のコンクリートが縦１・５メートル、横２メートルにわたってはがれ落ち、破片が右車線をふさいで散乱していたという。

　県によると、トンネルは昭和４０年に完成。平成２８年度の定期点検でひび割れや水漏れが見つかっており、来年１月までに補修工事を行う予定だった。県はトンネルを通行止めにして事故原因を調査している。