サッカーJ1・サガン鳥栖のFWで、元スペイン代表の世界的ストライカー、フェルナンドトーレス選手(35)。20日、アスリート育成などを目指す佐賀県のスポーツ推進事業「SAGAスポーツピラミッド(SSP)構想」のアンバサダー就任で県庁を訪問した際、集まった報道陣に様々なことを語った。23日、ホームの駅前不動産スタジアム(鳥栖市)で、ヴィッセル神戸を迎えての引退試合に向けた意気込み、日本で感じた「愛」、そして未来を担う子どもたちへの思い――。その内容を紹介する。
――SSP構想のアンバサダーに就任した思いは
光栄に思っている。初めて佐賀に来たときから、皆さんのたくさんの愛を感じ、私は仕事でその愛を返すという気持ちでやってきた。次の試合で選手生活は終えるが、今後は全力で、佐賀の子どもたちがスポーツを通じて色んなことができるようにしたい。
――なぜ引き受けたのか
子どもの将来を支えることができると聞き、ぜひ協力したいと。サッカーだけでなく、スポーツ全体で県が成長していくということに、自分が協力できることもたくさんあるのではないかと思った。
最近、鳥栖の小学校などを訪問して子どもたちと触れ合うとき、「まず希望を持ち、その希望を実現するためにたくさんの努力をしなくてはいけない」という話をよくしている。ただ日本には「失敗するのが怖い」という文化があると感じた。
子どもたちはみんな希望を持っているけれど、それを話すのが怖い、という気持ちがある。先生たちは子どもの失敗を批判するのをやめて、子どもは「失敗してもいつか成功できる」という気持ちで努力するようになってほしい。そういう精神を教えたい。
――引退試合を控えた今の気持ちは
落ち着いていて、試合をとても…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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