欧州では最も新型コロナウイルスの封じ込めに成功したとされるドイツで、“第2波”襲来の可能性がささやかれている。
英放送局BBCによると、ドイツのロベルト・コッホ研究所は、国内の実効再生産数(感染者1人が平均何人に感染させるかを示す指数)が9日は1・1、10日には1・13になったと発表。1以上になると感染拡大を意味する。最近までは連日0・7前後で推移していた。
ドイツでは、6日にメルケル首相が13の州知事と会合を行い、ロックダウン(都市封鎖)を解除し、営業規制などを大規模緩和することを決めた。それまで営業していたスーパーなどに加え、飲食店を含む全店舗が感染対策を取った上で開店。また、16日からはサッカー・ブンデスリーガが無観客で試合再開することも決定した。
ただ、国民の一部は「完全解除」を要望し、9日に国内各地で抗議行動を実施。コッホ研究所の発表は、これらの行動をけん制する意味もあるとみられる。政府は7日間で人口10万人当たり50人以上の新規感染者が出た地域に対し、規制を再開する「緊急ブレーキ制度」を導入するとしている。
報知新聞社
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Source : 国内 – Yahoo!ニュース
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