NTTドコモの電子決済サービス「ドコモ口座」を使って連携する銀行の預金が不正に引き出された事件で、警視庁は8日、引き出した預金を使いスマートフォン決済の「d払い」で買い物をしたとして、ともに中国籍で、留学生の男女2人=電子計算機使用詐欺容疑で逮捕=を詐欺容疑で再逮捕し、発表した。調べに対し、中国系の無料通信アプリ「WeChat(ウィーチャット)」で知り合った人物から指示を受けたと供述しているという。
逮捕されたのは樊瑩(28)=東京都板橋区常盤台4丁目=と斉好男(23)=東京都練馬区羽沢=の両容疑者。
サイバー犯罪対策課によると、2人は別の人物と共謀し、それぞれ岡山県と広島県の男性2人を装い、都内のコンビニと家電量販店で「d払い」を使って加熱式たばこ(15万6千円)とワイヤレスイヤホン(6万9千円)を買った疑いがある。被害男性らの中国銀行(本店・岡山市)の個人口座と、自らが管理するドコモ口座を不正に結びつけて購入していたという。
樊容疑者は「弁護士と会うまで何も話したくない」、斉容疑者は「私がやったことに間違いありません」と話しているという。
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル