全国高校野球選手権大会に出場した立命館宇治(京都)の吹奏楽部が13日、星稜(石川)との2回戦で、放火殺人事件の被害に遭った京都アニメーション(京アニ)が制作した「響け!ユーフォニアム」の主題歌を応援曲として演奏、ナインと京アニへの思いを込めた旋律が、アルプススタンドに鳴り響いた。
吹奏楽部は、同校の地元・京都府宇治市に本社を置く京アニの事件を受け、事件の関係者らを励ます意味も込めて「響け!-」の主題歌「DREAM SOLISTER」を応援曲とすることに決めた。初戦はコンクールと重なり甲子園へ行けなかったが、この日は初回と六回の2度、用意していた曲を披露した。
六回には、吹奏楽部の演奏に応えるように野球部が3得点。試合は3-6で敗れたが、吹奏楽部長の3年、谷千嘉さん(18)は「私たちの思いが伝わったかな。選手には感謝の思いでいっぱいです」。副部長の3年、蔵立茉由さん(17)は「(「響け!-」は)吹奏楽を多くの人に知ってもらえた作品。事件は悲しいけれど、これからもいろいろな人を元気にしてくれるような作品を作ってほしい」とエールを送った。
主題歌を歌う歌手のTRUEこと唐沢美帆さんも試合後にツイッターを更新、「力強い演奏感動しました」とつづった。
【関連記事】
Source : 国内 – Yahoo!ニュース