名刺には「ナンセンス 珍ニシテ妙ナル発明家」と書いてある。人呼んで「ナニワのエジソン」。世のため人のためにならぬ?珍発明を約40年続けてきた。八尾市の木原健次さん(82)。家の納屋は、がらくた、いや、発明の山だ。
アイデアはツッコミ所満載
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奇妙な台所用のザルを見つけた。底に卓球ラケットが付いている。「顔面ピンポンです」。エジソンは剣道の面のようにザルに顔をうずめると、目の前の球を顔面ラケットではね返した。「動体視力を鍛えられます」。予測を超えた発想はツッコミ所満載だ。
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急須を使わず、茶こしやホースをくわえて茶を飲む道具は「おちゃっぱー」シリーズ。熱い茶が喉(のど)を直撃、ブエッフォー。思わず吐く。ホースを長くすれば、口に入るまでに少しは冷めるかも。だらんと垂れるホースを持ち上げるのに、滑車や風船、ドローンなどで7回試した。「失敗の連続ですわ」。道具のせいで壁が落ちたり水浸しになったり。吉本新喜劇のようなドタバタぶり。妻(78)は「結婚した時はこんなおかしな人やと思わんかった」。
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エジソンは大阪の大手企業の経…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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