ニトリと北海道の日本酒がタッグ 中国市場を狙う秘策

 コロナ禍で落ち込んだ日本酒の販路を広げようと、北海道内の五つの酒蔵と商社などが、中国に道産日本酒を輸出するプロジェクトを始める。「チーム北海道」で巨大市場に日本酒を売り込み、知名度アップや海外でのブランド化も見据えている。

 11月中旬、日本の魅力を中国圏向けに配信する中国のウェブメディア「華人Channel Japan」(玉城(たまき)理恵代表)の取材クルーが、旭川市の高砂酒造を訪れた。仕込みの手順や雪の中で酒を貯蔵することでまろやかな味を醸す、雪国ならではの「雪室(ゆきむろ)」について、玉城さんが蔵人に聞き、カメラの前で中国語に訳して説明する。「中国ではいま日本酒が大人気。日本食の時は必ず日本酒。だけど、売られている種類がまだまだ少ないのです」と玉城さん。

【動画】北道産日本酒を中国市場へ 中国ウェブメディアが老舗酒蔵を取材=井上潜撮影

 同チャンネルはこのほか、日本清酒(札幌市)、小林酒蔵(栗山町)、国稀酒蔵(増毛町)、男山(旭川市)も取材。一部の取材はネットでライブ配信した。

 これらの酒蔵と家具大手ニトリ…

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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