猫ブームが止まらない。「ニャンニャンニャン」の語呂合わせから、2月22日は「猫の日」とされるが、2が六つ並んだ2022年は「スーパー猫の日」として盛り上がった。猫が生み出す経済効果「ネコノミクス」は今年、約1兆9690億円に上るという。
この推計をしたのは関西大学の宮本勝浩名誉教授(理論経済学)。「コロナ禍の『ネコノミクス』」と題して2月に公表した。これまでも多くの経済効果を計算してきた宮本名誉教授は「1兆円を超えるものは非常に少なく、それほどネコノミクスの効果は大きい」。21年の東京五輪・パラリンピックの経済効果は約6兆円と試算しており、その3分の1弱に及ぶ。
猫の飼育数は14年に犬と逆転してから増え続けている。ペットフード協会(東京)によると、21年の推計飼育数は猫が894万6千匹に対し、犬は710万6千匹。新たに飼われた猫は20年が46万匹、21年が48万9千匹と、コロナ禍でも例年より増えた。外出の機会が減る中、家庭で飼いやすい猫に癒やしを求める人が多いことを物語る。
宮本名誉教授は、猫の飼育数…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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