小学校高学年の多くが自分専用のスマホを持つようになった。だれもがインターネットにつながるいま、「危ないから使わない」ではなく「正しく使う」が重要になっている。ICTリテラシー(情報通信技術を使いこなす能力)教育の現場を訪ねた。
スマホゲームにハマった小学生の男の子。母親にスマホを隠されても、こっそり見つけ出し、自転車に乗りながらゲームに没頭。すると、道を歩いていたおばあさんにぶつかり、大けがを負わせてしまう――。
東京都板橋区の板橋第五小学校で11月中旬、3~4年生の児童がこんなアニメに見入っていた。オンラインで開かれた「インターネットの安心安全講座」。講師を務めたNECグループ社員は「便利で楽しいインターネットも、使い方を一歩間違えると大変なことになってしまう」と話した。
講座では、ネット依存やネッ…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル