北極圏のグリーンランドで犬ぞりを駆り、時にはホッキョクグマと対峙(たいじ)しながらの狩猟生活を続ける。探検家の角幡唯介(かくはたゆうすけ)さん(47)はノンフィクション作家としても活躍し、自身の探検をいくつもの著書につづってきた。その角幡さんの講演会があり、「危険な状況に身を置かないと、アンフェアな気がする。野生に身を置きたい」と語った。
角幡さんは長野県松本市で11月19日、100人以上の参加者を前に講演した。これまで、著書「空白の五マイル チベット、世界最大のツアンポー峡谷に挑む」で開高健ノンフィクション賞を始め、数々のノンフィクションに関わる賞を手にしてきた。
講演では「人が冒険するのは、思いつくから、だと思う」と切り出した。「今までの活動を経て、何かを思いつく瞬間がある。やらないと、後悔することが目に見えている」と、危険と隣り合わせの探検に挑む理由を語った。
食料尽きてギリギリ生還「生が輝いた瞬間」
探検家として最初に挑戦を思…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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