ノーマスク市議、法廷でも着用せず 大分地裁は弁論の入廷拒まず

 大分県臼杵市の若林純一市議(62)が、議場などでマスクを着用しなかったりマスクから鼻を出したりしたのを理由に、市議会が議場での発言を禁止したのは表現の自由を侵害するなどとして、市議会に処分の取り消しなどを求めた訴訟の第1回口頭弁論が25日、大分地裁(石村智裁判長)であった。

 若林市議と代理人はマスクを着用せずに出廷。若林市議の考えを支持する人たちもマスクを着用せずに傍聴した。大分地裁は事前にマスクの着用を求めたが、未着用での入廷を拒むことはなかった。

 若林市議は意見陳述で「正当な理由もなくあいまいなルールに基づいて(発言を)制限することは、憲法上の権利を踏みにじる行為だ」と訴えた。

 市と市議会は、議会の係争は司法審査の対象とならず、発言の禁止は議会の自律的な措置であり行政処分にはあたらないなどとして、請求却下を求めた。

 若林市議は口頭弁論の後に開…

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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