ハッサク、甘夏…ホタテ貝を引き立てる柑橘ドレッシング

記事の後半で、作り方のポイントを動画でご覧いただけます

ごはんラボ ドレッシング

 人気の味を分析してきたシリーズの最後は、サラダの相棒「ドレッシング」です。

 酢の量1に対し油2~3という基本の配合にプラスしていきますが、今回あえて提案するのが、ほどほどに主張するドレッシング。強い個性は市販品に任せ、家で作るなら、後から足せる塩分は控えて、主役の素材を引き立てる形を目指します。

 おすすめの素材が、キッチンに残っているカラフルな季節の果物や野菜です。4月なら晩柑(ばんかん)類。ハッサクを使いましたが、甘夏や文旦でも、果肉をつぶすように混ぜるだけで、甘くさわやかな味わいに変わります。ポイントが薄切り1枚のニンニクで、食べ比べると、全体が引き締まるのがわかります。

 週末のごちそうに、ホタテ貝にかけました。果肉のとろみで流れ落ちないので、見た目にも、食べる時にも好都合です。

 もう一品はレタスの緑が映える、オレンジ色のニンジンドレッシング。食卓が明るくなります。(編集委員・長沢美津子)

ホタテ貝の柑橘ドレッシング

材料・2人前 料理監修:有馬邦明さん(パッソアパッソ)

ドレッシングの作りやすい分量

□ 酢(ワインビネガー) 50ml

□ 油(焙煎(ばいせん)していないゴマ油など) 100ml

□ 塩 小さじ1/4

□ ハッサク 1/4個

□ ニンニク 薄切り1枚

□ ホタテ貝 3個

□ ハーブ(ディル、セルフィーユなど) 適量

【作り方】

①ハッサクの皮をむいて実を取り出す。ニンニクは薄切りにする。

外の皮は包丁で削るかリンゴのようにむく。薄皮と果肉の間に包丁を中心まで入れ、刃を起こして実を外す=合田昌弘撮影

これらをボウルに入れて塩、酢、油を加えて泡立て器(あればミキサー、なければフォーク)で果肉をほぐしながら全体をよく混ぜる。

拡大する透明なゴマ油は、くせがなくまろやかで、おすすめ。全体を混ぜると、徐々に白っぽくとろみがでてくる=合田昌弘撮影

②ホタテ貝を霜降りにする。鍋に…

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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