ハリポタにも受け継がれた「としまえん」の面影 願いは次世代へ

 東京都練馬区に6月に開業したエンターテインメント施設「ワーナーブラザース スタジオツアー東京 メイキング・オブ・ハリー・ポッター」周辺には、この地で90年以上親しまれた遊園地「としまえん」の設備や自然が残されている。どんな経緯があったのか。

「としまえん」の面影、残した理由

 「これ、としまえんで使われていたものじゃない?」

 新施設の最寄り駅となる、西武鉄道の豊島園駅(東京都練馬区)。6月に訪れた人は、ホームにあるベンチに「としまえん」というロゴを見つけ、記念撮影をしていた。

記事の後半では、ハリー・ポッターの世界観を味わえる「スタジオツアー東京」にも残る「としまえんの面影」を紹介しています。

 駅構内にはほかにも、としまえんで使われていたアトラクションの蒸気機関車や、敷地内に植えられていた木を使ったパネルも飾られており、懐かしそうに見入る人が目立った。

 駅舎は新施設の開業にあわせ、ハリー・ポッターの世界観を味わえるようにリニューアルされた。赤を基調とし、ハリポタのラッピングをされた特別電車も発着している。

 リニューアル工事を担当した西武鉄道工務部の五味仁美さんによると、当初の計画では、としまえんで使われていたものを設置する案はなかった。

 しかし、2020年8月に閉…

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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